SCANDALのドキュメンタリー映画「HELLO WORLD」感想
SCANDALのドキュメンタリー映画「Documentary film HELLO WORLD」を観に行ってきました。
もっとSCANDALのことを知りたい!と思い、公開終了間近だったけど遠出したところで上映されていたので思い切って見ることにしました☆
印象に残っている言葉やシーンがすごく多かったなー!頭に焼き付いてるうちにレポしたいと思います。
日本からはじまり日本で終わる
HELLO WORLDの照明と、Wow Wow~というオーディエンスの声で映画スタート。
そして海外へと舞台が移る...
1枚1枚を切り取ったようなシーンの連続。
順々に世界を駆け巡っていく構成はまさにSCANDALと一緒に世界旅行をしているかのように感じました。
無邪気にはしゃぐ姿や楽しんでいる様子なんか見てると、ごく普通の女の子といった印象で。
海外の現地のファンやスタッフたちは、
「80年代以降のガールズバンドにこんな人たちはいない!」
「ポップやロックも出来る音楽性」
「ダイナミックなバンド」
といった感想を話していました。
ガールズバンドであること自体珍しいのだろうけど、それ以上にSCANDALの音楽性が認められているのでしょうね。
実際ライブのオーディエンスのノリが良く、本人たちも日本以上に熱いものを感じると話していましたよ♪( ´▽`)
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てぃもの不思議な夢
シカゴでのライブではステージが組まれていないトラブルがあったりして、しばらく待機室で休んでいたメンバー。
何やらてぃもが夢を見ていたんだとか。
それが「つばめとすずめの子供が虹色マン」な夢だったらしく、(もしかしたら間違ってるかもしれないけどそう聞こえました。
思わずなんじゃそりゃ!!と突っ込みたくなりました(笑)
てぃもの不思議な感じとゆるさ好きだなあ(´ω`)
メンバーの素の部分
映画を見ていると4人の喋る姿や語るところが多く撮られていて、メンバーのより深いところを知れたように思います。
ハルナはあまり感情的にならないけど、一歩引いてみんなを支える大黒柱。
てぃもはおっとりした性格で周りをなごませるムードメーカー的存在。
まみはおとなしいながらもしっかりした考えの持ち主で的確な指摘をする。
そして今回僕がとても印象に残ったのがドラムのリナです。
はきはきした性格で強い信念を持っていて、問題提起をしていく。
映画を見ていると、理想のSCANDAL像があって(実際そんなことを話していたと思う)、それを目指しているような印象を受けました。
よく考えていて、メンバーを引っ張っていくのに色々試行錯誤してるような感じで。
よくもわるくも真面目、ストイックなんだなと思いました。
そんな四方真逆なタイプのメンバーで構成されているSCANDALだけど、ハルナはそれを奇跡的なバランスと称していた。
"この10年はがむしゃらに突っ走ってきたけど、これから10年もその時と同じようにはいかないと思う"
一つずつ嚙みしめるように想いを巡らせていたように感じました。
主題歌の「ちいさなほのお」について
ちいさなほのおについて語るシーンがありました。
リナ作詞でまみ作曲の本映画の主題歌です。
映画のために書き下ろしたわけでなく、既存の曲がしっくりあてはまったそうで。
「生きてるうちにあと何回来れるんやろな?」と言うりなに、まみが「これが最後かもしれないし、あと10、20回来れるかもしれない」と答える。
そんな風に考え、今を大切に生きていくメンバーだからこそ(特にリナ)生まれた楽曲なのかなと思いました。
歌詞について、いつもより早く書けたみたいで、これは書いておかねばと思ったらしい。なんて衝動的。
まみはちょうどwinter storyの頃とかぶってて、そっちを優先しないといけないから、最初は急いで作らなくてもと思ったそうです。
でも歌詞訂正を見る度に、「あ、これは鮮度が大事なやつだ!作らなきゃ!」と思った瞬間、いまのメロディーが降りてきたのだとか。
漢字の炎とは違って、ちいさくてもしっかりとした想いを持っている。やさしくてあたたかいイメージを感じますね。
メンバーのケンカ
メキシコの地で楽しそうに観光していたメンバーだけど、リハの際にケンカをして不穏な空気が流れ…
普通ならカットされるであろう、そんなシーンまで映されているのだから衝動的でした。
ストイックな分、他の人のゆるさが許せなくなるんだろうなあ。
リナが怒ってメンバーもそれに対して苛立ちを募らせて。
(リナはどっちかというと準備不足なスタッフさんに対して怒っていたように見えたけど。
マネージャーさんらしき人が仲介に入り、最終的に4人で話し合うところまで放映されていました。(マネージャーさんはその間外のドアの前で待っていた。大変や…)
最終的にお互いもっと上手にコミュニケーションを取ろうねという結論に至ったそうだけど、そのシーン自体収録するか最後まで悩んだそう。そこでようやく解決したのだとか。
実際起こった出来事に嘘はつかず、こういったトラブルも乗り越えて今の4人があるということを知ってもらいたかったのかな。
バンドの光と影を感じたし、非常に貴重な場面を見ることが出来てなんだか嬉しかったです。。
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SCANDALのいま
苦難と葛藤を乗り越えていまがある。
いまを精いっぱい生き抜いていく。
いまを楽しむ。
そんな生き様を感じる115分でした。
「バンドは信仰なんだ」と話す人がいたけどなるほどなと思った。
ファンが多ければ多いほど力を持つ。
スキャンダルなら全世界制覇出来る実力があると言う人も。
実際に海外での人気は凄まじいし、映画でオーディエンスのノリを見ててもそう思いました。
特にメキシコのノリは半端ない!歌を歌って祝うシーンもあったり♪
ワールドツアーを終えて日本に戻ってきた彼女たちがレコーディングスタジオで各々が感じたことを話し合う。
「はじめますか」
そして新たなスタートとともにちいさなほのおのエンドロールが流れ出す~
この演出が最高にかっこよかった!
素敵なレポを書かれているブログ、サイト様を見つけたのでリンクさせていただきます。
よかったらみなさんもぜひ♪
○ガールズバンドの光と影を赤裸々に映し出した、SCANDALのロードムービー -Yahooニュース
○正しくドキュメントフィルムでした -ガーリーバンドSCANDALに嵌った日様